ムーミンの日を祝うイベント

小さな図書館、はじめて読む
ムーミン小説 第4巻

新版 『ムーミン谷の夏まつり』

「わけのわからないことだらけね。でも本当は、なんでもいつも同じようにあると思うほうが、
おかしいのかもしれないわ」

ムーミン谷はまたもや突然の災害に見舞われます。
そのため、一家が移り住んだ不思議な「家」で
ムーミンママは自分に言い聞かせるように、ひとりごつのです。
「なんでもいつも同じようにあると思うほうが、おかしいのかもしれないわ」と。
そして更に、思わぬ試練が一家に…。

ほんの少し前までの「当たり前」が、ひっくり返ったまま
私たちは二度目の夏を迎えようとしています。
不安や理不尽さに打ちひしがれる前に、
「わけのわからないこと」の正体を俯瞰してみると
よいのかもしれません。

『ムーミン谷の夏まつり』では場面が展開されるにつれて
登場キャラクターや事件がどんどん増えていきますが、
最後には一つにまとまって、大団円を迎えます。
まるで、カラフルでにぎやかな舞台のようですが、実は
不安や理不尽さの中で試行錯誤しながら
「それぞれ自分にぴったりのこと」を見極めていく物語なのです。
そして、自分らしく生きていくことができれば、
どんな道でもきっと、心からしあわせになれる。
そんなメッセージが込められているのだと思います。

いわゆる「ムーミン谷の名言」もあちこちに出てきますので、
ムーミンパパたちのように俳優になった気分で、
お気に入りのフレーズを声に出して読んでみるのも楽しいですよ!畑中麻紀(新版ムーミン全集 翻訳編集)
『ムーミン谷の夏まつり』あらすじはこちら

新版『ムーミン谷の夏まつり』感想文集

私にとってムーミンの物語は「変わらないものはないし、変わらないことはあるわ。
今を楽しく生きましょう」というメッセージを感じる作品です。
このお話でもそのメッセージを、ムーミンママのセリフから強く感じました。
例えば大洪水が起きて浸水した我が家やでムーミンに向けた
「この子は、今スリルを感じているんだもの」や
怪しげな劇場にたどり着いたときに言った
「ほんとに不思議な世の中だこと」というセリフなどです。
この物語が洪水に襲われて辛い、
悲しいとならないのはムーミンママの現状を前向きに捉えた発言ゆえだと思います。

昨今はコロナ禍ということで、行動や生活の面で自粛を強いられる毎日です。
何も楽しまずに終わりゆく夏でしたが、現状を前向きに捉えてみること、
家で家族と過ごせるささやかだけど特別な時間を大切にすることを
改めてムーミンの物語に教えてもらいました。新潟県在住20代

ムーミンが大好きでトーベさんの展覧会にも行きましたが、小説を読むのは初めてでした。
トーベさんがムーミンを描いていた頃は、世界は戦争中だったと聞きました。
苦しいニュースを見ながら、
だからこそ読む人が明るい気持ちになるような小説を書いてくれたのかなと思いました。
今の世の中と繋がるところがあります。
どんなに苦しい世の中でもその世界をどう生きるか、ムーミンママの言葉に勇気づけられました。
自分が好きだった家が水没しても(これは極端な例ですが)、
今用意できるもので朝ごはんをどう楽しむか、生きるヒントを頂いた気がします。
ムーミン谷の登場人物のように世界には色々な個性の人がいます。
すべて乗りこえてまたみんなで一緒に笑える日を楽しみにしようと思います。

今年はムーミンの結婚指輪を購入し、新しい家にパートナーと住む、私にとっても冒険のような年です。
遠出することもパーティーを開くこともできず、ひっそり暮らしていますが、
周りの様々な人の個性を大切に楽しく生きたいと思います。大阪府在住

今回の「ムーミン谷の夏まつり」もキャラクターたちが
本当に自由奔放に賑やかに動き回るとても楽しい作品でした。
作品冒頭で火山が噴火して洪水が起こり、
家が浸水してしまうという大変なことが起きたにも関わらず、
悲観的にならずに起こったことを受け入れた上で
ポジティブにどう過ごすかを考えようとする
ムーミンファミリーの考え方がとても素敵だと感じました!鹿児島県在住20代ムーミン投稿画像1

洪水で家を流されてしまったムーミン一家がみつけた新しい家は古い劇場でした。
様々な舞台装置に、たくさんの小道具や衣装、読んでいるだけで、
少し埃っぽい匂いがしてきそうな風変わりな「家」に、とってもワクワクしました。
大洪水、傾いた劇場、湿っぽい森の中、「べからず」だらけの公園、
なんとなくすべての場面が私の頭の中では薄暗いイメージで展開されていましたが、
読み終えてから考えてみると、これはフィンランドの夏。
白夜の中の物語なのでしょうか?

8年前に旅行した冬のフィンランドは、一日のほとんどが夜で、
ほの暗い雪景色の中にあたたかな灯がともる風景は、なんだか夢の中のようでした。
そして、現実とはかけ離れているのに、
意味のあるメッセージが込められたムーミンの物語もまるで夢みたいです。
大人になるにつれ、思い込みや決めつけから、自分自身に立ててしまっている「べからず」の看板を、
すべて引っこ抜くのは簡単ではないけれど、少しずつでも自分をゆるしていこうと思えました。
今度はいつまでも沈まないおひさまの光をイメージしながら、
また何度も読み返してみたいと思います。東京都在住30代

ストーリーそのものよりも、登場人物の行動やセリフが印象に残ったので、
お伝えできればと思います。

・水の中に家が浮かんでいるシーン
「わけのわからないことだらけね。でも本当は、
何でもいつも同じようにあると思うほうが、おかしいのかもしれないわ。」
ムーミンママのひとりごとのようだったので、
周りの登場人物はこの発言を聞いてたのかな?と思ったのですが、
コロナが出てきて、社会生活が一変してしまった今読んでみると、なんだか沁みます。
普通に会社に通勤していたこと、マスクなしで友達とご飯を食べていたこと、
なんでも当たり前だと思っていた日常が今はそうではなくなってしまったこと。
何の変哲もない日常がいつまでも続くと思っていたし、その普通さから、
抜け出せない自分にイライラすることも時にはあったのですが、振り返ってみると、
そういう日常はいつまでも続く保証はなかったんだなと。
ムーミンママはマイペースそうに見えて時々ハッとする一言を発しますね。

・スナフキンがまいたニョロニョロのたね
種をまいたら芽が出て、しかも臭いにおいがするなんて・・
ニョロニョロの生態、全然知りませんでした(笑)そして公園番を電気?で撃退してしまうとは。
かわいい外見に反した攻撃力の高さにびっくりしました。

・フィリフヨンカが義務感から親類を招待していたが、そうしなくてもよいと気づいた時
「おたがいにたのしくないと思っているんだったら、
あの人たちを呼ぶ必要は、まったくないわけね」
「これからもずっと、わたしが自分の好きな人とお祝いをしても、
誰の気持ちもきずつけないかしら。お祝いするのは、親類じゃなくてもいいのかしら?」
私たちも普段生活する中で、あまり気が進まなくても義務感で何かをやってしまったり、
自分の好きなことや楽しいことをやるのに遠慮する気持ちが出てきてしまうことってあると思います。
そういうことってあるよなぁ、
でも自分の気持ちも大事にしていいんだよなぁ、って改めて思いました。

少し昔に書かれた物語のセリフなのに、
なぜか現代の私たちが読んで心に刺さったり、
染み入る言葉が結構あるんだなと感じます。
時代や国を問わない普遍性が、
今なおムーミンが広くみんなに愛される理由なのかも・・
と今回1冊通して読んでみて実感しました。神奈川県在住30代

ムーミン達との出会いは、アニメ「楽しいムーミン一家」でした。
個性豊かなムーミン達が繰り広げる物語に、
毎週ワクワクと胸を躍らせていました。
小説を読むのは今回がはじめてだったのですが、
キャラクターの性格が記憶の中のそれと違っていてビックリしました。
ムーミントロールは少し怖がりで子供っぽかったし、
スナフキンはいつも冷静で丁寧な言葉遣いだったような。

ムーミン谷の夏まつりの中で、印象にあるのはムーミンママの前向きなセリフ。
次々とトラブルがやってくるのに、その場その場で楽しい事ややるべき事を見つける。
周りのみんなにかける言葉も優しくポジティブ。
反対にミーサやフィリフヨンカ、小さなヘムルはネガティブだったり消極的。
それでも他者と触れ合い、少しの勇気を出して一歩踏み出すことで考え方に変化が。
いつも考えているだけでなかなか行動できず、
いつまでも変われない自分にウジウジしているのがもったいなく感じました。

読み進んでいくと次々と場面が変わり、
バラバラの先で進んでいた物語が一つに繋がっていく。
とてもワクワクしながら読み進めていけました。
あぁ、ここに繋がるんだ!もしかしてこの人は…?
一つに繋がった物語を、もう一度読むと違った風景が見えてきました。
地図や舞台やキャクター達の挿絵が想像をさらに豊かにしてくれる、
アニメや漫画もいいけれど小説だからこその楽しさがありました。
ムーミンママからムーミントロールへのプレゼントで始まり、
同じくプレゼントで終わるところがほっこりしました。北海道在住40代ムーミン投稿画像2

この物語のなかで一番印象的だったキャラクターは、ミーサです。
コンプレックスの塊で、どこか自分と似ているところもあるけれど、
流石にひがみが多すぎて、
人間で実際に存在したら鬱陶しいだろうなと思います。
でもスノークのお嬢さんやホムサは、嫌う訳でもなく、
ありのままを認め合っている気がしました。
価値観は、人それぞれ違っていて、互いに尊重し合う、ムーミン谷のなかまたち。
理想としながらも、なかなかそう思えないことも多いこの世の中で、
この物語から学ぶことは多いと感じました。

もう1つ、好きな場面は、なにかを禁止されることを嫌うスナフキンが、
公園番のヘムルが立てた立札を引っこ抜くところ。
自由が脅かされつつある現代において、
大切なものを再確認出来る、素晴らしい作品だと思います。

この物語を読んで、人間も、ムーミン谷のなかまたちのように、
もっとお互いを認め合えればいいのにな、とつい思ってしまいました。埼玉県在住20代

「はじめて読むムーミン小説」の名の通り、
ムーミンというキャラクターは好きでしたが、
小説として読んだことがありませんでした。
今回はじめて読ませていただき、
キャラクター一人ひとりがとても際立って描かれておりました。
また、大洪水という災害にあいながらも、悲観することなく、
こういう状況を楽しみながら過ごそうとするムーミン一家の姿に、
励まされるような気持ちにもなりました。
今の日本、世界の状況は、悲観しがちですが、こういう状況だからこそ、
できること、楽しめることがあるのではないか、
と考え直すことができました。

ムーミン小説は、他にも何冊かあるので、これから読んでいきたいと思います。
そうすることで、また自分自身の新しい考え方が出てくるような気がします。大阪府在住20代

災害が頻繁に起こる事が増え、身近に感じる様になったからか、
初めから吸い込まれるように読み進んでいきました。
今まで当たり前だった事が当たり前ではなくなっていったり、
なんだかいまの世の中と似ている部分が沢山あり感慨深さがありました。

世の中の時間の流れや変化、あらゆる物事のスピードが早い現代だからこそ。
周りで何が起きようがお茶を大切にするムーミンママの姿勢にはいつも学ぶべきものがあります。
周りがどうなろうが自分をしっかり持つこと。
肝に銘じます。ムーミン谷のキャラクターから色んな事を学べました。群馬県在住30代

まず、本が届いた際に、トートバッグとポストカードが挟まっていることに気付き、
夏なのにクリスマスのような素敵なサプライズ気分を味わえました。
また、表紙と同じ絵のポストカードを頂いたのが嬉し過ぎて、
すぐに額縁を用意してしまいました。とても可愛くてお気に入りです。
ありがとうございました。

この夏、ムーミン谷の夏まつりを久しぶりに読みました。
小さい頃に読んだときにはあまり気になりませんでしたが、
この本では、多くの登場キャラクター達の「感情」が
大きく主張されているな…と感じました。
また、場面がどんどん変わっていくのが、とてもおもしろく、
するすると最後まで読んでしまいました。
一場面、一場面ごとに面白いストーリーなので、一冊読み終わったあとに、
何ヵ所か振り返りで読み返すのも、とても楽しかったです。

読み終わったあとに、ムーミン谷の夏まつりをイメージして
描いた「ミニチュア絵画」を作ってみました。
夏の素敵な図画工作になって楽しかったです。福島県在住20代ムーミン投稿画像3

ムーミン谷に洪水が訪れるところから、とんでもなく楽しい方向へ話は進みます。
ムーミン一家はよく災害というか天災に見舞われますね。
彗星が落ちてきたり、家が洪水で流されてしまったり。
それでもその状況をなんとか、いつものペースでのり超えていく強さに感心しきりです。

今回の本で驚いた発見が沢山ありました。
ニョロニョロは種から生まれること。
スナフキンがイクメンなこと。
24人の子どもたちにせがまれ劇場に行くことになったとき。
劇場に行きたくないの?と子どもの1人に聞かれて、
「ものすごく、嬉しいさ。このあまえっ子め。」子どもたちと劇場を見に行って、
子どもの1人から怖いよと言われて、
「ぼくにつかまってれば、大丈夫だよ。ほらね、今幕があくよ」まさかの
スナフキンの父性や面倒見の良さがどばどば感じられるエピソードが。
さらにビックリエピソード。
ミイとスナフキンが異父きょうだいで実はミイの方が
年上らしいという情報を知った時には、びっくりしました。
言われてみればなんとなく似ているような、気がしないでもないです。
大人向けの話になっているそうですが、お気に入りの台詞が沢山見つかりました。
「たいせつなのは、じぶんのしたいことを、じぶんで知ってるってことだよ」
スナフキンの有名な言葉。
大切にしたいですね。

物語の終盤で静かな存在感を放っている小さなヘムルは、
焚き火をして捕まってしまうムーミントロールたちを
ろうやから出して劇場に向かう手助けをするキャラクター。
おとなしく小さなヘムルは一見弱々しいけれど、
自分を信頼できる心の強さを感じる。
最後の場面でも、スナフキンが罪を償うための罰を何も言わずに肩代わりしてあげる。
本当に楽しいならべからずを五千回かくのも苦にならないのね!
(そんなことはないと思うけど)小さなヘルムのラストの行動はそうきたかーっという感じで面白かった。
スナフキンは納得いかないだろうけど。
フィリフヨンカさんはなんか目の周りが黒いのがなんか可愛くて好き。
本当は楽しくないと思ってるなら無理してしなくていい、って素敵。
最後、落ち着くところに落ちつく。
ミーサは悲劇の役をやるのが幸せで、劇場に残り、役者を続ける。
ホムサは舞台監督になった。
一部の子供達も劇場に残る。

洪水に始まり、次々と起こるいろんな出来事が水が退いていくのと
一緒にきちんと良いように収まっていくのがすばらしいです。
落ちこんだ時に見返してみると「こんなもんか」と肩の力が抜けるような、そんな本です。静岡県在住30代

「大きな洪水と大きな劇場、そして小さな主人公たち」
まだこの物語を読んでいないかたは、ぜひお家の中での読書をお勧めします。
電車やバスの中は、危険です。
なぜかと言うと、つい声を出して笑ってしまう可能性があるからです。
もう読んだよ、というかたとはぜひ、どこで笑った?と共有したくなる物語です。

全体を通しては、明るく楽しい物語ですが、開始は大変です。
ムーミン谷が火山の噴火による地震と洪水(というより津波ですね)に襲われて、
家が流されてしまうのです。
同じく流されてきた劇場に移り住み、子どもたちははぐれ、
大人たちは再会するきっかけ作りとして劇を上演することに、
と全体はなんだか大らかにドタバタにぎやかです。

ですが、この物語を動かしているもの、読んでいて心に響くものは、
小さなものなのだと気づきます。
ムーミン谷の子どもたち。
まじめくさった小さな動物、ホムサ。
小さくてまるまると太ったミーサ。
小さなたべものべや(本当はプロンプターの隠れるところ)。
小さいわるもの、公園番。
24人の小さい森の子どもたちと、きいちごの葉っぱ。
小さなヘムルと、黒いノート。
木の皮の船の、小さなボート。
描き出されるものは、みんなみんな小さくて、そして、
小さなものこそが、大きな印象を残す。
そこが、この物語の大きな魅力だと思います。東京都在住40代

初めてムーミンの小説を読みました。
驚いたのは、「え?自然災害?がそこら中で起きている?」ということです。
自然の中で暮らしているムーミン一家にとっては当たり前のように火山噴火や洪水、
浸水と隣り合わせなのです。
それを当たり前のようにやり過ごします。
自然の中で暮らすとはそういうことなのです。
今更ながら気付かされました。衝撃的でした。
私たちは自然の一部として自然の中で生かされているのです。
それを忘れつつあるように感じます。自然は強大で破壊的でそれでいて優しいのです。
現代では地球温暖化による気候変化で異常気象が異常とは言えなくなるほど頻発しています。
そんな日常とこのムーミン谷を重ねてしまいました。
自然の中で生かしてもらってる、
という基本的な考えがなくなっているから自然災害と捉えてしまうのであって、
噴火も洪水も浸水も自然なことなのです。

ムーミン一家のやりとりや行動に学ぶことがあります。
困難なことが生じても前向きに捉えていく明るさを持つこと、
困難を機知に富んだ発想で捉えること、
これらは私のような現代に生きる人間に必要なことだと思います。
自然と共に生きるとは、感謝し喜びをそこに見出す姿勢なのだと思わされました。
また、いつもうまくいくかどうかも事象の捉え方なのだと思わされます。
何事にも前向きな姿勢がなんとかさせているのでしょう。
あるいは、いつもいいことをしているからなんとかなるという考えは現代に大切な教えとなります。
しかし、ホムサが言うようにいつもうまくいく悪い人たちもいるのかもしれません。
ホムサは見せかけの品ばかりを見て、正直な心を傷つけられて、考え込み、
憂鬱になってしまうほど真面目な性分というのもあるので
その感性で人を測るとそう見えてしまうということかもしれません。
「ムーミン一家はものを感じるし、色も見えれば、
音も聞こえ、あばれまわりもする。
ところが、なにを感じたか、なにを見たり聞いたりしたか、
なぜあばれまわるか、ぜんぜん気にしちゃいないんだ。」
真面目だからこそ見える真理がここにはあります。
劣等感で感情が支配されてしまっているミーサと対照的です。

この小説の終盤、ムーミンママ、
パパ中心に劇を行うことでバラバラになってしまった仲間たちが集結し、
個性豊かなそれぞれが自分に合った場所を見つけます。
親が大人が子どもたちの目印となり、
子どもたち自身で自分の場所を見つけていく、
また大人も自分自身に合った場所というのを見つけていく、
その先に心からの喜びがあるということを再確認させてもらいました。
ムーミンの小説は忘れているたくさんのことを思い出させてくれました。神奈川県在住30代

久しぶりに読みました。
こどもの頃、冒険や不思議が詰まっているムーミンのお話が
大好きで何度も何度も読み返しました(たのしいムーミン一家)。
どのお話もほんとうにワクワクします。
とともに、深淵な哲学にも触れることができます。

「たいせつなのは、自分のしたいことを、自分で知ってるってことだよ」東京都在住50代ムーミン投稿画像5

私にとって、生まれて初めてのムーミンの本でした。
フィンランドの夏の様子が描かれていて、食事や、デザートの様子がとても印象的でした。
この本はとてもフワッとしててなんだか幸せな気分になりました。
幸せに可愛らしいみんなが楽しそうに暮らしていて羨ましくも感じました。
フィンランドの風景が思い浮かび、私ももう一度、夏のフィンランド行きたいと心から思いました。
9年前の夏のフィンランドに行きましたが最高でした!
その旅行をきっかけにムーミンが大好きになったのです!
ムーミンの絵本などの色合いが大好きです!
日本のカラフルとはちがったカラフルさがあると思います!兵庫県在住40代

夏まつりというタイトルながら、災害に見舞われるところから始まり正直驚きました。
ただキャラクターたちは悲観するどころか、
与えられた環境で出来るだけいつもと同じように過ごそうとしました。
自分なら「もうだめだ...」と思っちゃいそうですけどね笑。

なんでもいつもと同じようにあるのがおかしい、確かにそうです。
劇を作ったり捕らえられたり、展開もとても楽しめました。
お盆の間の愛読書となりました。石川県在住20代

だんだん舞台が整っていく感じ、本番に向けてワクワクする感じ

学生時代から合唱を続けている私は本番前になると楽しみになってきます。
ムーミン谷の夏まつりを読みながらそのワクワク感をムーミンパパたちと同じように感じていました。
以前に読んだ時にフィリフィヨンカとエンマのキャラクターが大好きになりました。
フィンランドのムーミンワールドで喋るフィリフィヨンカを見た時に小説のイメージと全く同じで驚きました。
今回再度読む機会をいただき改めて二人のキャラクターが大好きになりました。長野県在住30代ムーミン投稿画像6

ムーミンたちが、舞台で劇をするために一生懸命練習しながら
それぞれの意見を言い合う様子が浮かびとても可愛らしく感じました。
幼少期、友達とわいわい楽しく作り上げたお遊戯会の記憶が蘇りました。
大人になってから何かに夢中になって、
仲間と一つのことを作り上げることはなかなかないので、
とても大切な時間だったなとしみじみ思います。
この本を読んで、そんな懐かしさを感じました。神奈川県在住20代

前回の「ムーミン谷の彗星」同様、
ムーミン谷が洪水で沈んでみんな流されてしまったムーミン一家。
絶望的な状況なのにそれぞれに楽しいことを見つけ、
また新しい友達に出会い新しい物語を作っていくところが
たくましくて微笑ましくて勇気づけられました。三重県在住30代

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