目が覚めると雨の匂いがしました。
そういう日は、傘を持って出掛けます。
この日も突然雨が降り出し、体が冷えてきたので雨宿りを兼ねてカフェに立ち寄りました。
気温もぐっと下がり、椅子にはブランケットが用意され、昼間でもテーブルのキャンドルに灯がともっています。
店内を見渡すと照明器具が多いことに気がつきました。
全体を明るくするというよりも、明かりを楽しむような照明です。
緯度が高いために冬の日照時間の短さや、逆に太陽が一日沈まない夏にもうまく生活スタイルを合わせられる北欧の人々は、光に対する憧れもあるのかもしれません。
炎の揺らめきは、雨の日には心を癒されるものがあります。