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メンズ誌でもフィンランド特集

FUDGEの男性版でもムーミンとフィンランドの特集です。先行して発売されていた女性版(表紙のムーミンの図柄が違います)と重なる部分も多いのですが、なかなか興味深く読み応えのある内容です。FUDGEだから従来の雑誌の北欧特集とは、一味違うのが面白い。

サウナや建築デザインの特集があるのが、男性版ならではでしょうか。ヘルシンキの男性のファッションスナップも楽しいですね。メンズ誌で北欧特集って初めてかもしれません。

FUDGEの読者は20代30代中心だから、平成のムーミンアニメも見ていない世代なんですよね。彼らの目にムーミンはどのように映るのでしょうか。お母さんがムーミン好きだったという世界かな。

ヘルシンキでこの内容なら、サブカルも楽しいストックホルム特集をぜひ見てみたいものです。

北欧特集の雑誌

コロナ渦の以前、ヨーロッパへ気軽に行けた頃は、夏前になるといろいろな雑誌で北欧特集が掲載されていました。スウェーデン、フィンランド、デンマークの3か国を組み合わせたような内容が多かったと思います。

久しぶりに雑誌の北欧特集だと思ったら、FUDGE。しかも切り口がムーミンとフィンランドです。

フィンランドの首都ヘルシンキで人口が66万人だから、日本の熊本市よりも少ないくらいの規模。誌面に登場するスポットが、いつもだいたいお馴染みになってしまうのは、いたしかたありません。

それでも、いまどきのファッション誌らしく、写真がきれいだし、ストリートスナップ等なかなか斬新な企画もあり、充分楽しめました。

今日のヘルシンキの最低気温は13度、そろそろ秋の気配でしょうね。

トーベ・ヤンソン

ムーミンハウス

お久しぶりです。また北欧のあれこれを綴っていきます。どうぞお付き合いください。

今日6月27日は、ムーミンの生みの親であるトーベ・ヤンソンの命日です。

今もなお 世界中で愛されるムーミン。

原作の絵と、アニメなどでよく見かけるムーミンの姿はかなり異なりますが、ハッとさせられるような言葉や、登場人物たちの個性的な姿は人々を惹き付けてやみません。

そして私もまた、彼女が描き出すムーミンの世界に魅了されたひとりです。

フィンランドの街をひとたび歩けば、商品のパッケージ、本、人々の持ち物・・・何度もムーミンに出会うことができます。フィンランドに暮らす人々にとって、ムーミンは暮らしの中に自然と馴染む存在のようです。

初めてフィンランドへ行った日、私はフィンエアーの飛行機に乗ったのですが、おやつとして配られたチョコレートのパッケージがムーミンで、とても嬉しかったことを思い出します。小さな頃はムーミンのアニメを観て自由奔放なスナフキンに憧れ、川縁に座ってみたり、彼の独特な言い回しの真似をしたりしたものです。

私にとってムーミンは、今も昔も、こんな風に小さくともあたたかく、またほっとするような幸せをくれる存在です。

皆さんも今日は、トーベ・ヤンソンを想いながら、彼女が遺したムーミンの世界に触れてみませんか。