お久しぶりです。また北欧のあれこれを綴っていきます。どうぞお付き合いください。
今日6月27日は、ムーミンの生みの親であるトーベ・ヤンソンの命日です。
今もなお 世界中で愛されるムーミン。
原作の絵と、アニメなどでよく見かけるムーミンの姿はかなり異なりますが、ハッとさせられるような言葉や、登場人物たちの個性的な姿は人々を惹き付けてやみません。
そして私もまた、彼女が描き出すムーミンの世界に魅了されたひとりです。
フィンランドの街をひとたび歩けば、商品のパッケージ、本、人々の持ち物・・・何度もムーミンに出会うことができます。フィンランドに暮らす人々にとって、ムーミンは暮らしの中に自然と馴染む存在のようです。
初めてフィンランドへ行った日、私はフィンエアーの飛行機に乗ったのですが、おやつとして配られたチョコレートのパッケージがムーミンで、とても嬉しかったことを思い出します。小さな頃はムーミンのアニメを観て自由奔放なスナフキンに憧れ、川縁に座ってみたり、彼の独特な言い回しの真似をしたりしたものです。
私にとってムーミンは、今も昔も、こんな風に小さくともあたたかく、またほっとするような幸せをくれる存在です。
皆さんも今日は、トーベ・ヤンソンを想いながら、彼女が遺したムーミンの世界に触れてみませんか。