きのこきのこ

フィンランドの森ではベリー狩りやきのこ狩りが楽しめます。日本とは異なり、誰でも自由に立ち入って採取することが出来るのだそうです。

数年前の秋、ヘルシンキ近郊のヌークシオ国立公園へピクニックに行きました。白樺が黄色く色づいて美しく、徒歩で2時間ほどの変化に富んだ散策コースを楽しみました。

そのコースの途中、びっくりするほど大量のきのこが生えているところがありました。おとぎ話に出てくるような大きくてカラフルなきのこを発見して、テンションが上がりましたよ。

映画「かもめ食堂」でも、この国立公園をきのこ狩りで訪れていますが、採っているのは地味な茶色の小さなきのこ。やはりカラフルで大きなきのこは、毒きのこなのでしょうね。

ヴィンテージ食器を使う

15年くらい前、北欧に行くたびにヴィンテージ食器を探して集めていました。アンティークショップやフリーマーケットを訪ねましたが、当時は今と違って掘り出し物を見つけられることもあり、なかなか楽しい体験でした。

日本へ送った品々は、雑貨屋さんの真似をしてネットで販売したものもありますが、多くは自宅で普段使いしたり、オフィスに飾って置いてあったり。骨董品と違って、50年くらい前のものだから、普通に使えるのがいいですね。

この深いお皿はスウェーデンのブランド、ロードストランドのヴィンテージで、ちょっとポップな模様がかわいいです。毎年夏になると、銀座にある山形のアンテナショップで買った「だだちゃ豆」を茹でて盛るのです。

日本のえだまめ専用器になるとは、数奇な運命のお皿ですね。

メンズ誌でもフィンランド特集

FUDGEの男性版でもムーミンとフィンランドの特集です。先行して発売されていた女性版(表紙のムーミンの図柄が違います)と重なる部分も多いのですが、なかなか興味深く読み応えのある内容です。FUDGEだから従来の雑誌の北欧特集とは、一味違うのが面白い。

サウナや建築デザインの特集があるのが、男性版ならではでしょうか。ヘルシンキの男性のファッションスナップも楽しいですね。メンズ誌で北欧特集って初めてかもしれません。

FUDGEの読者は20代30代中心だから、平成のムーミンアニメも見ていない世代なんですよね。彼らの目にムーミンはどのように映るのでしょうか。お母さんがムーミン好きだったという世界かな。

ヘルシンキでこの内容なら、サブカルも楽しいストックホルム特集をぜひ見てみたいものです。

北欧特集の雑誌

コロナ渦の以前、ヨーロッパへ気軽に行けた頃は、夏前になるといろいろな雑誌で北欧特集が掲載されていました。スウェーデン、フィンランド、デンマークの3か国を組み合わせたような内容が多かったと思います。

久しぶりに雑誌の北欧特集だと思ったら、FUDGE。しかも切り口がムーミンとフィンランドです。

フィンランドの首都ヘルシンキで人口が66万人だから、日本の熊本市よりも少ないくらいの規模。誌面に登場するスポットが、いつもだいたいお馴染みになってしまうのは、いたしかたありません。

それでも、いまどきのファッション誌らしく、写真がきれいだし、ストリートスナップ等なかなか斬新な企画もあり、充分楽しめました。

今日のヘルシンキの最低気温は13度、そろそろ秋の気配でしょうね。

ウニッコ60周年

マリメッコを代表する花柄、ウニッコが60周年を迎えたとのこと。マリメッコの設立が1951年なので、まさに同社を支えてきたアイコンですね。気持ちが明るくなる、素敵な模様です。

この小さなボウルは、3年前にスタッフがプレゼントしてくれました。単色の赤いウニッコなのは、還暦のお祝いの品だから。

私の60周年の方が、少し早かったようです。

アカデミアバッグ

ヘルシンキのアカデミア書店で販売しているエコバッグ、使い勝手が良くて、これも長く愛用しています。

エコバッグというとコットン製が多いと思いますが、こちらはポリエステル製。洗濯は冷水で、アイロンはダメと表示があります。多少重いモノを入れても大丈夫ですが、尖ったモノには弱くて、すぐに穴が空いてしまうのが残念なところ。

ヘルシンキの路面電車の中でも、このバッグを持っている人を度々見かけたので、地元でも人気のようですね。価格が1個1ユーロだったので、たくさん買ってきたのですが、そろそろ在庫切れかも。

早く補充に行かなくちゃ。

マリメッコのシャツ

秋から春の間、マリメッコのシャツを愛用しています。色違いのシャツを週に5回は着ているので、マリメッコの歩く広告塔のようですが、気分はフィンランドです。Jokapoika(ヨカポイカ_「全ての少年たち」の意味)という、少しいびつなストライプ柄のシャツで、毎年新色が発売されるようで多くのカラーバリエーションがあります。

このシャツは、前後に布を張り合わせて襟と袖をつけたようなとてもシンプルな構造。アイロンがけが楽ちんです。画像のフィンランド国旗色のシャツは国内の古着屋で買ったのですが、おそらく30年くらい前のものらしくフィンランド製です(現在はエストニア製)。

このシャツの一番の思い出は、ムーミン結婚指輪のライセンス交渉に出かけた際に、フィンランドのものが良いだろうと着て行ったこと。すると、交渉相手の部長さんも色違いのシャツを着ていらっしゃいました。当社が世界初のムーミン結婚指輪を発売することが出来たのも、マリメッコのシャツのおかげだったかもしれません。

また、北欧のシャツらしく、生地が厚いのも特徴です。そのため、5月の衣替えの時期には暑くて汗ばんでしまいます。マリメッコのシャツが着られなくなると、もうすぐ夏が来るなと思うのです。

要塞の島

みなさん、こんばんは。

春の陽気が続きますね。いかがお過ごしでしょうか。

私は3月中旬に、スオメンリンナ島へ行ってきました。

スオメンリンナへのアクセスは、ヘルシンキのマーケット広場からフェリーで15分ほど。心地よい海風を感じながら、遠ざかるヘルシンキの街を眺めます。

スオメンリンナはかつて海上の要塞が建設された島で、現在もその名残が至る所にみられます。

歩いてまわることのできるこの小さな島は、世界遺産にも登録されており、観光地としても大変人気があります。

まだ白い雪の残る道を進んでいくと、まず全長6kmにも及ぶ要塞壁に圧倒されました。

岩壁がつづく

ここでは星形要塞が設計されており、入り組んだ道に入ると、そこはまるで迷路のようです。

また、大きな船の展示や列をなす大砲の数々は、この島がかつて重要な軍事拠点であったことを思い出させます。

大きな船

自由に撮影ができるので、なかには大砲に跨がって写真を撮る人々の姿もありました!これもなかなか珍しい体験かもしれませんね。

大砲

 

島からの眺め

四方を海に囲まれ、開放的な雰囲気

ところで、この不思議な響きの名称「スオメンリンナ(“Suomenlinna”)」とは、「スオミの要塞」という意味です。

「スオミ(“Suomi”)」は、まさに「フィンランド」そのものを指すフィンランド語。

要塞建設当時は、スウェーデン王国によって「スヴェアボリ(“Sveaborg”)」と名づけられていました。

これら2つの名は、島へ向かうフェリー乗り場にも刻まれています。

乗り場先の看板

フェリーを降りてすぐのインフォメーションセンターには、日本語のガイドマップもありますから、地図を片手に様々なスポットを巡ってみてはいかがでしょう。

季節によって表情を変えるスオメンリンナの魅力が、きっと身近に感じられますよ。

入り口のトンネル

 

 

フィンランド大聖堂

みなさん、こんばんは。

本格的な春の訪れを感じる日が多くなってきました。重いコートを脱ぐと、なんだか軽やかな気分になります。

花粉症の方には辛い季節ですが、どうぞ体調にはお気をつけ下さいね。

 

さて、今月から、テレビ朝日『世界の街道をゆく』にて

「森と湖に続く夏の街道・フィンランド」という題でフィンランドが紹介されています。

カラリと晴れた夏のフィンランドの映像をみていると、夏が待ち遠しい!と思うこともしばしば。私はフィンランドの夏がとても好きなんです。

本日のタイトル・フィンランド大聖堂は、先日番組内で紹介されました。

このフィンランド大聖堂(Tuomiokirkko)は、以前ご紹介したマーケット広場のすぐそば、ヘルシンキの中心部に位置します。

日の高いうちに聖堂内を訪れるのも良いですが、日が暮れるとライトアップされ、神々しい雰囲気をまといます。夏の白夜では、白亜の外壁が夕焼けに染まる美しい姿が見られますよ。

ヘルシンキ大聖堂

夜のヘルシンキ大聖堂 荘厳な雰囲気

特集は今月いっぱい続きます。

これからどんな夏のフィンランドの姿をみられるのか、とても楽しみです。

 

テレビ朝日『世界の街道をゆく』

毎週月曜から金曜、よる8時54分から

港で一休み

みなさん、こんばんは。

この週末はどのように過ごされていますか?

 

週末をヘルシンキで過ごすときには、港近くの広場で開催されるマーケットをよく訪ねます。

私のおすすめは、新鮮なフルーツを使ったジャム。

パンやヨーグルトと合わせて頂くのはもちろん、お肉料理に添えるのもおすすめです。

ジャムのお店

売り場にはたくさんの種類のジャムが

北欧では、リンゴンのジャムを添えた家庭料理が定番。レストランで頂くステーキ料理などにも、ジャムが添えられていることが多いです。

甘酸っぱいジャムの味がジューシーなお肉に良く合って、とっても美味しいんですよ。スパイシーなソースと絡めて、味の変化を楽しむこともできます。

 

 

マーケットでは、雑貨や食品だけでなく、軽食も販売されています。

今日のランチは、人だかりのできていたスープのお店を選びました。パンとコーヒーがセットになった、サーモンのスープは大人気!そばにテーブルと椅子が用意されているので、出来立てをすぐに頂くことができます。

スープのお店

スープのお店は大賑わい

港で感じる海風は、とても心地良いです。家族連れや老夫婦、ランニングに励む人など、たくさんの人々が港を行き交います。

 

いつもより時間がゆっくりと過ぎていくような、そんな素敵な休日でした。明日から新しいジャムを頂くのが楽しみです。

港の広場