厚い雲に覆われた日が多い北欧の空の下では、きれいな花の色に心がなごみます。
アンデルセンの童話に出てくるような家々のそばにはピンク色の鮮やかな花、公園の傍らには背丈の低い白い花。
暖かい季節を待っていたかのように、一斉に咲き始めた草木にエネルギーを感じる。
夏が短い北欧では、こういった花々が見られるのもごくわずかな間なのでしょう。
可憐で小さな白い花は風に揺れています。
日本を出発する直前に、友人が気をつけてというメールと一緒に白い小花の写真を携帯に送ってくれたのをふと思い出しました。
厚い雲に覆われた日が多い北欧の空の下では、きれいな花の色に心がなごみます。
アンデルセンの童話に出てくるような家々のそばにはピンク色の鮮やかな花、公園の傍らには背丈の低い白い花。
暖かい季節を待っていたかのように、一斉に咲き始めた草木にエネルギーを感じる。
夏が短い北欧では、こういった花々が見られるのもごくわずかな間なのでしょう。
可憐で小さな白い花は風に揺れています。
日本を出発する直前に、友人が気をつけてというメールと一緒に白い小花の写真を携帯に送ってくれたのをふと思い出しました。
こちらはかわいいジュエリーショップ。
小さなお店ですが、つい入ってしまいたくなるようなディスプレイです。
入り口には、とってもわかりやすい大きなリングの模型が。
ピンク色の壁とデンマークの赤い旗も良く合っています。
まず入り口の写真をとって、お店の中に入ってみました。
アンティークなアクセサリーからちょっと珍しい色石のジュエリーなどさまざまな品揃えです。
その中からひとつだけ紫の色石リングを試着させて頂きました。
今でもそのドキドキ感は忘れません。
北欧の女性はジュエリーを体の一部として、日常的に楽しんでいるように感じました。
出会う女性のほとんどがリングとピアスを着けていました。
自分に似合うものをセレクトしていて、また自信をもって堂々と着けているのです。
おしゃれ上手なのですね。
北欧の女性はとてもシンプルなオシャレを楽しむ方が多いと思います。
街で出会った人たちは、パンツにさらりとシャツを着て、その上にジャケットやコートを合わせていました。
足元もブーツやスニーカーがほとんど。
通勤や通学で自転車を使うことが多いからでしょうか。
足も長くて羨ましいです。
素敵なウエディングドレスのお店を見つけました。
シンプルで女性らしいラインのドレスがディスプレイされています。
日本でも人気のドレスラインです。
このドレスを着て結婚指輪を合わせるとしたら、どんなリングが似合うのでしょう。
ヨーロッパではゴールドのリングと合わせるのかな。
赤のドレスにはイエローゴールドの色が合いそうですね。
ふんわりとした優しい雰囲気のドレスには、ダイヤの輝きも似合いそうです。
環境問題や自然保護に関心の高いデンマークではホテルのエコロジー運動への取り組みも活発です。
このアレキサンドラホテルは「グリーンキー」と呼ばれる環境と健康に関する55の基準を満たしたホテルです。
節水・節電・ゴミの分別・タオルの再使用・換気・食材にいたるまで基準は厳しく、その認定は政府認定組織によるものだそうです。
突然予告なしで査察が入り、取り消されることもあるとか。
さすが北欧、とっても厳しいです。
部屋はいたってシンプルで不要なものがなく、かえってそれが心地よく感じられました。
過度な親切や甘やかしがなく、そうすることでお互いが気持ちよく暮らす、それが大人の自立なんですね。
1910年創業のコペンハーゲンにある老舗ホテルです。
外見、内部ともにクラシックでモダンな雰囲気です。
名作家具がロビーや通路に使用され、ずいぶん古い家具もあります。
人が使いこんだことで背もたれの木の部分に丸みができていたり、階段の手すりにくぼみがついていたりと、古いホテルを思わせる箇所が随所にありました。
手に優しく感じられ、ほっとしました。
ヤコブセンのエッグチェアがある223号室、ウェグナーのテディベアチェア450号室、またアレルギー体質の人のための特別な部屋もあるそうです。
写真はフロント横の新聞やパソコンがある部屋です。
海の見えるカフェへ移動です。
ここからは緑の広い庭園とその向こうに広がる海を一望できます。
とても開放感があり、時々晴れ間がのぞくこの日は屋外のテラスが賑わっていました。
ここにはヤコブセンのセブンチェアやアントチェアがたくさんあります。
黒がメインで、その他に黄、緑の椅子がバランスよく並んでいました。
私もせっかくのお天気なので、外でランチ。
スープのセット(ビーンズスープ、クルトン付・コーヒー、自由にパン)を頂きました。
お味はどれも美味しく、パンはベリージャムが濃厚です。
サラダは小海老をトッピングしたシュリンプサラダ、オイルサーディン、サーモンがグリーン野菜と一緒に盛られていました。
ここに1時間くらい居たでしょうか。
海から来る風は不思議と潮の香りが感じられず、風の冷たさもありませんでした。
美術館の広い庭園は、緑でいっぱいです。
日本で見られるような草木もあり,綺麗に手入れされています。
深い緑から薄い緑までその濃淡が美しく、時々空から差し込む光がそれらを一層輝かせていました。
庭園にはあちらこちらに彫刻やオブジェも点在しています。
芝生の斜面でころころ転がって遊ぶ子ども、太極拳をしている人、静におしゃべりをしている老夫婦。
大人も子どもも時間を忘れたように、のんびり過ごしています。
手を繋いで散歩するふたりに出会いました。
さりげなくて素敵ですね。
これから海を見に行くのかな。
目に、耳に、頬に、からだ全体に風を感じた場所です。
自分の気持ちを立ち直らせてくれるような、優しく包み込んでくれるような、穏やかに癒してくれるような、そんな風を感じました。
だからみんなこの場所に長く座っているのだと思います。
ここは、ルイジアナ美術館の中庭から見た風景です。
前に広がるのはオーレスン海峡、遠くにスウェーデンが見えます。
この素晴らしい風景を誰にどう伝えよう。
心がぐっと熱くなりました。
デンマーク国鉄DSBの運行するエストーや市バスを利用すると、郊外には比較的簡単に出掛けることができます。
市内交通のチケットは共通で、定められた制限時間内であれば乗り換えも自由。料金はゾーン制になっていて、目的地まで何ゾーンあるかによって料金が決まるシステムです。
初めはチケットの買い方が分からず、右往左往して、何度も通りすがりの方に尋ねました。
北欧の方はシャイで無口と聞いていましたが、みなさんとても親切で、見ため泣きそうに困っている私に丁寧にチケットの買い方を教えてくれました。
男性は背が高く大柄なのですが、とても小声で落ち着いた話し方をされます。
女性は的確に淡々とその方法を教えてくれます。
北欧の国に住む人たちのよい人柄に、この先もたくさん出会うことができたことは、とても感謝でした。
やっと乗り方にも慣れた頃、足を伸ばして郊外にあるルイジアナ美術館に出掛けました。
次回はルイジアナのお話です。
人通りの多い道から少し脇に逸れると子ども服やアクセサリー、児童書や絵本の専門店、リボンや便箋・封筒のみを扱うお店などが通りの両側に数多く並んでいました。
どのお店もお客さんがふたりも入ればもういっぱいになるくらいの広さです。
雑貨ひとつ見ても、日本では見られないような色彩の組み合わせや、機能的なデザインがあり、ぶらぶら歩いているだけでも目を楽しませてくれました。
この日は家族のために、小さな布製のバックを買いました。